【お風呂リフォーム 補助金対象】高断熱浴槽とは~特長やメリット・デメリットをご紹介~
- リフォームコラム
日々の疲れを癒すバスタイムは、誰しもが楽しみにしている時間の一つでしょう。
しかし、「お湯を沸かせても時間が経つと冷めてしまう・・・」「追い焚きが多くガス代が心配・・・」
などの悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが「高断熱浴槽」です。
この記事では、高断熱浴槽のメリットやおすすめのメーカー製品・お得にリフォームいただける補助金情報についてご紹介します。
目次
高断熱浴槽とは
高断熱浴槽とは、熱を逃がさないように設計された浴槽のことを指します。
この高断熱浴槽の最大の特徴は、その名の通り「高い断熱性能」にあり、通常の浴槽では長時間湯を保つと熱が逃げてしまい、湯温が下がるのが一般的ですが、
高断熱浴槽では浴槽の周りに高断熱材を使用しているため、浴槽内部の温度を一定に保つことができます。
JIS(日本工業規格)による、お湯の冷めにくさに関する性能試験をクリアした製品が「高断熱浴槽」として各メーカーから販売されています。
近年では、省エネ性も高く節電効果もあることから、高断熱浴槽を採用するご家庭が増えてきているようです。
高断熱浴槽のメリット
高断熱浴槽のメリットについて押さえておきましょう。
1.経済的
高断熱浴槽はとても経済的です。優れた断熱性によりお湯の温度が長時間保たれ、お湯炊きの頻度が減り、ガスや電気の使用量の大幅な削減が期待できます。
ついつい追い炊きをしてしまいがちな冬場こそ、高断熱浴槽は実力を発揮するでしょう。
2.環境に優しい
高断熱浴槽はエコフレンドリーな製品です。
エコ意識が高まる現代においては、過度な追い炊きや足し湯に伴う無駄なエネルギーの消費を減らし、CO2の削減に繋がることは魅力的です。
3.快適なバスタイム
快適なバスタイムには高断熱浴槽が欠かせません。
せっかくのバスタイム時にお湯がぬるくなっていたり、底の方が冷たくなっていてがっかりした、そんな経験ございませんか。
特に家族の多いご家庭の場合は、そうしたトラブルはつきものです。
保温性に優れる高断熱浴槽ならストレスフリーなバスタイムを楽しむことができるでしょう。
【高断熱浴槽】おすすめの商品をご紹介
いざ高断熱浴槽への交換をお考えの方でも、実際にどういった商品を選べばいいのかわからない・・・といったお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ここでは、おすすめの高断熱浴槽の商品をメーカー別にご紹介します。
1.TOTO「サザナ」
出典:TOTO株式会社
クッションのように柔らかく、暖かい。高断熱浴槽といえば、TOTOの「サザナ」です。
浴槽を断熱材で包みこんだ「魔法びん浴槽ラクかるふろふた」や「お掃除ラクラクほっカラリ床」など、
冷気を遮断し、暖かさを保ち続ける断熱構造に定評があります。
2.LIXIL「スパージュ」
出典:株式会社LIXIL
保温だけでなく、省エネ性も大切にしたい。そんな方にはリクシルの「スパージュ」です。
浴室の天井・壁・床に保温材を施工し、さらに、高断熱浴槽と高断熱のフタのダブル保温構造でお湯を冷めにくくする「サーモバスS」を採用しています。
何より驚くべきはその省エネ性能です。リクシル公式ページによると従来のものと比較しサーモバスSのご使用で、都市ガスの場合では年間4,500円、プロパンガスの場合では年間7,400円お得になるというデータもあります。
3.パナソニック「リフォムス」
出典:パナソニック株式会社
保温効果の高さという点では、パナソニックの「リフォムス」も忘れてはいけません。
浴槽とフタに断熱材が装備されており、発泡リエスチレン断熱材を採用することで、最大限の保温効果を発揮します。
また、天井や壁、床に断熱材を施工し浴室をまるごとしっかりと断熱する構造となっており、特に天井は、上に向かって逃げていく熱を逃さないよう、20ミリの厚さをもった断熱材が施されています。
さらに、床下の冷気が入らないよう遮断する「気密パッキン」など、保温のための様々な機能が搭載されています。
4.タカラスタンダード「リラクシア」
出典:タカラスタンダード株式会社
最後に紹介するのは、タカラスタンダートの「リラクシア」です。こちらも、浴槽に断熱材を付けた高断熱浴槽と、フタを採用しています。
また、「キープフロア」という機能も搭載されており、熱が伝わりにくい磁気でできたタイルを使用することで、お湯をかけると足元がじんわりと暖かくなる仕組みになっています。
他にも、汚れにくい壁材で掃除の手間を省く機能など、様々な機能が搭載されています。
【浴室リフォームの費用】補助金はつかえる?
浴室リフォームの費用相場
高断熱浴槽を導入する際の浴室リフォームの費用には、商品価格や取り付け工事費用、補修・改修費用などが含まれ、全体的な費用相場は、約100~300万円となります。一方で、工期は数日~1ケ月ほどと言われています。
しかし、実際の費用と工期は浴槽の種類やリフォームの内容により大きく変動することを押さえておきましょう。
補助金はつかえる?
高断熱浴槽の導入に際しては、自治体や国の補助金を利用することが可能です。
「子育てエコホーム事業」
「子育てエコホーム事業」は、エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯が、省エネ性の高い住宅を取得しやすくするための補助金制度です。
高断熱浴槽だけでなく、浴室のバリアフリー対応や浴室乾燥機の設置、窓の断熱性向上などにも適応されます。
支給条件
対象となるのは、リフォーム工事が以下の条件を満たす必要があります。
①申請者がリフォームする住宅の所有者等であること(個人、法人、管理組合、賃借人)
②「子育てエコホーム支援事業」の登録事業者が工事を請け負うこと
③2023年11月2日以降に着工し、2024年12月31日までに完了する工事であること
期間
交付期間は、2024年3月下旬~予算上限に達するまでとなっています。
申請方法や補助金額など、詳しい情報はこちらのページでもご紹介しています。ぜひご覧くださいませ。