浴室はタイル張りの在来工法で、浴槽は塗装加工されたカラーステンレスでした。
ステンレスは材質上塗膜が剥がれやすく耐久年数は10年～25年程度ですが、浴槽塗装で新品のようにきれいになる事をお伝えしました。

浴室点検を行い、この機会にしておいた方が良い工事や急がないけれど近々必ず必要になる工事などを説明させていただきました。将来の暮らしをイメージしながらご検討いただいた結果、在来浴室からユニットバスへ全面リフォームしていきます。

まず天井を解体します。下地までカビの影響は受けていなかったことがわかり一安心しました。
次に浴槽を撤去し、取れない汚れやカビが見受けられた床のタイルは解体していきます。

次に、給水や給湯、排水の配管設置工事とガス管移設工事を行います。
その後コンクリートで基礎を作り、ユニットバスを搬入して組み立てていきます。

ぴったりサイズが選べるタカラスタンダード「グランスパ」へのリフォームが完了しました。
床の大判サイズの磁器タイルデザインが素敵な、明るく清潔感のある浴室になりました。
浴室全体を包む保温材を装備した「グランスパ」はヒートショック対策が期待でき安全に入浴できます。

床はお湯をかけるとすぐに温まる磁器タイルに。表面に凸凹加工を施すことで滑りにくくなり、子どもや高齢者の方と暮らす家庭でも安心です。また、浴室ドアはご要望に合わせて折れ戸にしました。出入り口は段差を無くしたことで転倒の心配が無くなり、安全に移動できるようになりました。

壁はホーロークリーン浴室パネルにリフォームし、傷つきにくくお手入れもしやすくなりました。
在来工法の浴室は汚れが溜まりやすく、毎日の掃除に苦労されている方が多いですが、ユニットバスはお手入れしやすい商品が多く、家事の負担を減らしてくれるのでおすすめです。