現場を確認し、外壁を触ってみると手に白い粉がつきました。これは外壁の代表的な劣化症状のひとつ「チョーキング現象」です。白い粉の正体は、雨や紫外線によって塗料の中の顔料が粉状になって表面に出てきたもので、放置しておくと外壁のヒビ割れやカビ発生などにつながります。

窓まわりのコーキングも劣化しているので、補修や増し打ちを行います。
屋根は色あせて苔やカビが発生し、防水性が低下していました。このまま放置していると、屋根自体の耐久性が悪化して雨漏りの原因になります。

足場組み立て・下地処理

まず足場を組んで、水や塗料などが飛び散らないよう養生メッシュシートを設置して工事開始です。高圧洗浄で外壁と屋根についた汚れをしっかり洗い落とします。
破風の損傷が激しかった部分は、一部破風板取替え工事を行いました。
次に窓まわりのコーキング増し打ちなど、下地補修をします。
塗料の効果を最大限に引き出すため屋根にタスペーサーを取り付け、縁切り作業を行います。

外壁・屋根・付帯部塗装

外壁は下塗り、中塗り、上塗りをしました。日差しの強い面（西面・南面）は劣化しやすいので、強化のため4回塗りをしました。屋根は下塗り1回、上塗り2回行い耐久性を高めます。
また軒天、破風板、矢切、雨樋、幕板、出窓、シャッターボックス他、付帯部も塗装します。

外壁屋根塗装リフォームにより、まるで新築時のような美しさを取り戻しました。また塗料が外壁や屋根を保護し、建物の耐久性を向上させてくれ、汚れにくくなりました。

塗装リフォームは見た目の改善だけではなく、外壁や屋根の機能を改善し、快適なお住まいを維持するためには欠かせないメンテナンス工事です。