和風の広いお庭のあるお家です。植木の手入れが大変なので、撤去して駐車できるスペースにしたいとご相談いただきました。
玄関向かって右側の屋根付き駐車場はそのままに、左側の石垣などを解体してオープンスタイルの駐車可能なスペースにしていきます。

土間コンクリート工事

重機を使って門柱や石垣を解体し、植木などを撤去します。そしてコンクリートを敷いて駐車スペースをつくります。
余分な土を削りとってならす鋤取りを行います。残土は（鋤取りした土）は処分し、次に砕石を敷いて転圧機で地面を締め固めます。

コンクリートを打設する部分の周囲に型枠を設置します。そしてワイヤーメッシュと呼ばれる鉄筋を施設し、コンクリートを流し込みます。ワイヤーメッシュを埋め込むことでコンクリートの強度が上がります。
その後、左官職人の腕の見せどころである、表面をコテで平らにならしてツルツルに仕上げる作業を行います。数日してコンクリートの硬化を確認してから型枠を外します。人は入れますが車を乗り入れれるようになるにはまだ数日必要ですので、駐車しないようポールをたてておきます。

フェンス工事

土間コンクリートと家の境にフェンスを設置します。まず、フェンスを取付けるための基礎として鉄筋を組みながらブロックを3段積みます。続いてフェンスの支柱をたて、フェンスと機能ポールを設置します。機能ポールとはエントランスに必要なアイテムを1つに集約したもので、今回採用いただいたものは表札やインターホン、照明、ポストが一体になっています。

タイル工事

玄関アプローチにタイルをはります。
駐車スペースと仕上がりの高さが合うよう調整してコンクリートを打った上に、タイルをのせていきます。元々の玄関ポーチのタイルと色・形をあわせたことで一体感のある外構になりました。

リフォーム前は庭だった場所が、来客時も考え駐車できる外構になりました。玄関アプローチには駐車場と同じ高さにタイルをはったので、フラットでより使いやすくなっています。
玄関まわりはご家族の外出や帰宅時やお客様の訪問時などよく目にする場所なので、期待以上にキレイで使いやすくなって、玄関を歩くのが気持ちいいと喜んでいただきました。