数年前に転倒をされてから足腰まわりを傷められ、歩く時はつかまるものが必要な状況でした。
玄関からリビングまでつかまるものが無いため杖を使用して移動されていて、玄関の上がり框は約27㎝もの段差がありました。
手すりなどが必要な場所にしるしをつけていきます。

玄関の昇降や立ち座りの動作は上下の動きなので、有効な縦手すりと横手すりを組み合わせ、段差部分は斜めに取付けました。
踏み台は掃除がしやすい前板が脱着できるタイプを採用いただき、転倒防止用の金具で固定しました。
手すりと踏み台と合わせて設置することで、昇降や靴の脱ぎ履きをより安全に行っていただけるようにしました。

廊下には床から約80cmの高さに手すりを取り付けました。

トイレ内にL字型手すりを設置しました。立ち座り・ズボンの上げ下ろし・排泄動作時に姿勢が不安定になって転倒するのを防いでくれます。
浴室内のシャワー横に縦手すりを設置することで立ち座り動作が安定し、浴槽まわりに手すりを設置することで、浴槽をまたぐ動作や浴槽内での姿勢保持、浴槽内から立ち上がる際の動作が安定しました。
手すりがあることで不安が解消し、安心して自力でトイレや入浴をしていただけるようになりました。